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段ボール会社の用語集

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段ボール会社の用語集

<ア>
・アニロックスロール:anilox roll:フレキソ印刷機のインキングをコントロールするために取り付けられているローラー。一般的には,表面に均一なセル(小孔)があり,セル容積の大小で,刷版へのインキ供給量を調整できる。
・アンビルシリンダー:(anvil=押し付けること cylinder=円筒形の部分):打ち抜きを行う際に受けとなる部分

<イ>
・E フルート / E 段:(E flute):1mm 厚の段ボール(シート) / 段の数が30Cm当たり93±5段、段の高さが約1mm。
・インキロール:(ink roll):印版にインキを供給するロールの総称。
・印刷シリンダ:(printing cylinder=円筒/円柱):印版を取り付けるシリンダ。版胴ともいう。
・印圧ロール:(impression=押された印 roll=ロール):印刷時に印圧を調整するためのロール。
・インクジェット印刷:(ink jet print):可動式の印刷ヘッドで印刷媒体にインクを吹き付けてデザインを印刷する手法。版が不要である為、版制作前のサンプル品制作に使用される。
・印版:フレキソ印刷、オフセット印刷で印刷時に使用する印刷版。フレキソ印刷の場合、印刷色数によって版が必要。
・色校正:デザイン決定後、版を作る前に印刷イメージを確認する為に使用する印刷サンプル。

<ウ>
・埋め板:箱の内部の段差を埋めるために用いる平板状の詰めもの。

<エ>
・A フルート / A 段: (A flute):5mm 厚の段ボール(シート) / 段の数が30Cm当たり34±2段、段の高さは約5mm。
・SCP中芯:セミケミカルパルプ(SCP)を100%使用して作ったものであり、JIS P 3904(段ボール中芯)に規定されているA級に該当する品質を持ったものである。
・A式段ボール:ミカン箱、引っ越し段ボールのようなオーソドックスなタイプの箱。抜型無しで様々なサイズに調整が可能。

<オ>
・オーバーラップ:(overlap=重なり合う):フラップが互いに重なり合った状態。
・オートフィーダー:(auto=自動 / feeder=与える・送る・供給):製箱機に自動的に段ボールを供給する装置。
・オートスタッカー:(automatic stacker=自動で積み上げる装置):コルゲータ及び印刷機、ダイカッタなどの排出部に設置し、段ボールを自動的に積上げる装置。
・送りロール:段ボールを前の機構から次の機構へ移すためのロール。

<カ>
・カッター:(cutter=カッター):カットオフマシンとも呼ばれ、ダブルフェーサで貼合された段ボールを、定められた寸法に流れ方向に直角に断裁する機械。
・カットオフマシン:(cut-off machine= 切り取る[離す・落とす]):コルゲータで段ボールを流れ方向に直角に切断する装置。

<キ>
・キッカーバー:(kicker bar):段ボールをフィードロールに送り込むための板。
・給紙部:(feeding=送る part=部分):製箱機で段ボールを次の機構に送り込む装置。
・木型:(wooden=木 pattern=型):抜き型(cutting die)とも呼ばれ、平板又は湾曲状の合板又は鋼板に、切刃や罫線刃を組み込んだものである。平板状のものはプラテンダイカッタに、湾曲状のものはロータリーダイカッタに用いられる。

<ク>
・グリッパーマージン:(gripper margin):クワエ代の落ち屑(grip=つかむ、margin=余分)
・クラフトライナ:(kraft linerboard):クラフトパルプを主原料として抄造した板紙。
・クリーズ:(crease=折り目):段に平行に入れたけい線。

<ク>
・罫線圧:(scoring=線 pressure=圧力):段ボールに罫線を入れるときの強さ。

<コ>
・コルゲーター:(corrugater):波形をつける、しわを寄せる:段ボールの中芯の波型構造を作る機械

<シ>
・Cフルート / C 段: (C flute):4mm 厚の段ボール(シート) / 段の数が30Cm当たり40±2段、段の高さは約4mm。
・シングルフェーサー(single facer):中芯を波形に段成形し、その頂点に接着剤を塗布した上でライナと瞬間接着させ、片面段ボールを製造する機械。
・ジュートライナー:jute(植物由来の天然繊維。長くて柔らかくかつ光沢のある繊維) linerboard:主に段ボール古紙を原料として抄造した板紙。
・C 式段ボール:お弁当箱のような、身とフタからなる箱。4隅を止めた形状の箱が一般的。

<ス>
・ストリッピング(stripping):はぎ取り、除去
・スコア:(score=折り目つけ):段に直角に入れたけい線。
・スリット:(slit=切り込みを入れる):段ボールの切り口。
・スロット:(slot=溝):段ボールの切り込み溝。
・捨て版:段ボールが印刷部を通過する際の送り用に使用される印版。
・スリッタースコアラ:(slitter=切り込み scorer=折り目つけ):段ボールを流れ方向と平行に切断し罫線を入れる装置。

<セ>
・セミハードダイカッタ:(semi-hard diecutter):アンビルシリンダー表面に巻付けた薄いステンレス板に、抜型の刃を若干食い込ませて、段ボールを打抜く機械。ロータリーダイカッターの一種。

<ソ>
・ソフトダイカッタ:(soft cut die cutter) :抜き型の刃を軟質のアンビルシリンダに喰い込ませて打ち抜く機械。
・速乾性インキ:(quick drying ink):グリコールにアルカリ可溶樹脂を溶解したワニスに顔料及び添加物などを加えて練り合わせたインキで、主に吸収と拡散により乾燥する。

<タ>
・ダブルフェーサ(double facer):シングルフェーサーで作られた片面段ボールの段頂に接着剤を塗布し、ライナーと接着させ、両面段ボールを製造する機械。
・段ロール(corrugating roll):中芯に波形の段を付けるロール。
・段頂(flute tip=山頂):段成型した段の先端部。

<テ>
・テンション(tention:張り):コルゲータにおけるライナ、中芯及び片面段ボールの張り

<ト>
・トムソン(thomson):米国トムソン社で作られたプラテン型打抜き機の一種であり、現在国内では最も多く用いられている打抜き機である。仕組みが簡単で堅牢安価であるが、打抜き速度が低速で、小物しか扱えないため、小ロットに適している。また、ストリッピング作業に手間を要し、手作業によるむしり取り作業が必須である。
・トリム(trimming=裁ち):段ボールの余裕部分を指定寸法に切ること。 落としと同意。

<ナ>
・中芯(corrugating=段ボール medium=中) :主に段ボールの波形を形成する目的で使用される板紙。中芯は、段ボールの製造時には充分な柔軟性を、そして段ボール箱が完成した時には強じん性が要求される。
・流れ(方向):段ボールの中芯の波が流れる方向 / 中芯の波(段目)が見える側の辺 (段ボールシート)
・長さ:段ボールケースの長い方の辺。側面の事を長側面ともいう。

<ハ>
・反転(turn over=ひっくり返す):段ボールの反り防止及び矯正のために、表裏を交互に積み重ねること。
・紙幅(方向):段ボールの中芯の波が流れる方向と逆の辺 / 中芯の波(段目)が見えない側の辺 (段ボールシート)
・幅:段ボールケースの短い方の辺。側面の事を短側面ともいう。
・パット:箱の内部の商品を安定させるために用いる、主として平板状の詰めもの。

<ヒ>
・B フルート / B 段: (B flute):3mm 厚の段ボール(シート) / 段の数が30Cm当たり50±2段、段の高さは約3mm。
・表層はく離(surface delamination=剥離) :ライナの層間剥離のうち、とくに表層が剥離する現象
・B 式段ボール:天面全体を1つのフラップで覆う、片開きの箱。組立て式のものと、4隅止めのもの 2パターンの形状がある。抜型が必要な形状。

<フ>
・フラップ:(flap=折り返し):段ボール箱のふた又は底となる折り曲げ面。外フラップと内フラップとがある。
・フィードロール:(feed roll):製箱加工する段ボールを給紙部から次の機構に送り込むロール。
・プラテンダイカッタ:(platen=平らな金属板 die=打ち型 cutter):平板に刃物を取りつけた木型と、一方の金属板との間にシートを挟み、刃物の上下運動で打抜く方式のことをいう。 打ち抜き
・プリンタスロッタ:(printer=印刷機 slotter=溝入れ):印刷、罫入れ、溝切りなどの加工を連続して行える機械。
・プエスマーク:(press=押す mark=跡) :プレスロールの加圧によってライナの表面に現われる線状の痕。
・フィッシュテール:(fish=魚 tail=しっぽ):箱の接合部分の間隔が、上下で異なった状態になることをいう。原因としては、斜めに給紙されたり、送り速度が、抜きの時に駆動側と操作側で差が生じた時に発生。
・深さ:段ボールケースの深さの事。高さともいえる。

<ホ>
・棒積み:段ボールを同じ向きで積み重ねる積み方。下段の箱の劣化が最も少ない積み方であるが、多少安定感に欠ける。

<ミ>
・ミルロールスタンド(mill roll= ロールを引く stand= スタンド) :段ボール原紙を支持する機械で、通常2本の原紙を同時に支持し、交互に運転させることにより連続運転が可能
・耳ずれ(incorrect=正しくない aligned=平行、直線 edge=端):段ボールのライナと中芯の両端が不揃いになった状態。

<モ>
・モイスナ(moistener:何かを湿らせる):段ロールに送り込まれる直前の中芯の表面に湿り蒸気を吹きつけ、段の成形を容易にする装置

<フ>
・フラップ(flap):(上下に動く、折り込み部):段ボール箱の上下の開口部分。内側になるフラップを内フラップ、外側になるフラップを外フラップ
・ブランクス納品(blanks):(むき出しの、空白の):ケースを抜いた状態で納品される事(貼り加工はなし)
・段 (flute):波形に成型した中芯の形状でフルートと呼ばれる。フルートの語源は、「フルートの形が、古代西欧における朝廷の侍者の衣装についているひだのある襟によく似ているのでフルートと名付けた。」と言われている。
・プレスマーク(press=押し当てる mark=マーク):プレスロールの加圧によってライナの表面に現われる線状の痕。段ボールシート生産時につく

<ラ>
・ラップアラウンドケース(wrap=包む around=周り case=ケース):ワンピースを接合しないで組み立てた04箱。機械的に集積された内用品を載せ、それを包み込んで、フラップを接着剤などで接合する。

<リ>
・りょう(稜):段ボール箱の組立た状態における二つの面が交わる線状部分。

<レ>
・レジスタ:register=登録:印刷及びスロッタの位置を調整する装置で、ランニングレジスタとパラレルレジスタがある。

<ロ>
・ロータリーダイカッター:(rotary=回転構造を持つ、die=金型、cutter=カッター):回転構造を持つ、金型を用いたカッター