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新潟で段ボールを作るには?【段ボールのサイズについて (企業向け) 】

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新潟で段ボールを作るには?【段ボールのサイズについて (企業向け) 】

この記事を閲覧していただいている方は初めて段ボールを作ってみたいと考えている方、
または部署異動で全くの別部署から資材課や購買課に配属された方かと思います。

個人で引っ越しの際にホームセンターで段ボールを1,2枚 購入する事はあっても、
オーダーメイドで段ボールを作るという事は企業に属さなければ、まずやる事がないかと思います。

実は段ボールはオーダースーツ同様、1商品1商品に合わせてmm単位でサイズ調整、印刷設定をし、段ボール会社(新潟であれば藤屋段ボール 等々)の工場で作る事が一般的です。

そんな段ボールのオーダーの仕方について基礎的な事を少しまとめてみたいと思います。
段ボールのオーダーを検討する際の事前情報として参考にしていただければと思います。

<オーダーのポイント>
1:サイズ

2:紙の材質
3:印刷
4:形状
5:ロット
6:倉庫
7:社内の梱包体制

この記事ではオーダー段ボールのサイズについてまとめます。

■ 1:サイズ ========================
箱のサイズは設計において最も重要な基本となります。
微妙なサイズの間違いによって、箱の中で商品が暴れる事や、箱に入らないという事がおこらないようにしましょう。

●内寸と外寸って?



段ボールのサイズには2つのサイズがあります。

①内寸:内寸とは箱の内側の寸法の事を言います。
実際に商品を入れる事の出来るスペースになります。

②外寸:箱を組み立てた時に箱を外側から測った寸法の事を言います。
外寸は配送時の運賃やトラック積載時に関係してきます。
最近では配送の運賃が値上がりしている為、○○サイズにおさまるサイズの箱という考えで設計しているお客様もいます。
※○○サイズは外寸での長さ+幅+高さの3辺合計をさします。

まず商品が入るサイズというのが大前提ですので、梱包したい商品が内寸におさまるかを確認しつつ、配送、トラック積載時に効率の良いサイズかという点を外寸で見ていくと良いでしょう。

梱包する商品のサイズをまだ変更できる場合は、配送料金のサイズにおさまる形で段ボールのサイズを設定し、その段ボールの内寸に合うように、商品の容器等のサイズを決めていく。という逆算のやり方もあります。100サイズと120サイズなどで1商品当たりの配送料(コスト)が変わってくる為、配送までを考えた商品サイズ設定ができるととても良いです。

●ピッタリのサイズ? それとも少し余裕があるサイズ?
箱のサイズを決める際に悩む点として、商品にピッタリのサイズが良いか、少し余裕があるサイズが良いか という点があると思います。私たちが箱を作る際はお客様と一緒に細かい点を相談しながらサイズの設定をしています。

こちらのサイズについては明確な正解はなく、お客様社内 (梱包作業をする方) の好みで決まるケースが多いです。当社の場合だと一度お客様とすり合わせた内寸、外寸でサンプルの段ボールケースを作り、そのサンプルケースをお客様の所にお持ちし、もう少し小さくやもう少し大きく など 最終調整をしています。

あまりピッタリのサイズにしすぎると、商品を箱から出し入れしにくいという事がありますし、逆に余裕がありすぎると、箱の中で商品が固定されず、輸送中に商品が破損してしまう危険性もあります。

梱包する商品によって特性が異なりますので、様々な商品の輸送実績がある段ボール会社に相談してみる事をおすすめします。

●パレタブルサイズ(パレット積載可能な箱サイズ)
Pallet(パレット)+ able(可能)= Pallet-able(パレット積載可能)という造語(おそらく当社内造語)になりますが、最近にわかにパレットに綺麗に積載できる段ボールサイズを設定するケースも増えています。パレタブルサイズ段ボールが求められる背景としては、トラックドライバーの労働時間削減に向けて、段ボールで梱包した商品をパレットに積載し、パレットで配送を行うケースが増えている事があります。

段ボールがパレットからはみ出していると箱の強度的には良くありません。パレットに箱をのせて配送する場合は、パレットにちょうどおさまるサイズに箱のサイズを設定する事が重要です。

●段ボールのサイズと費用の関係
価格は最も気になるポイントかと思います。サイズ、材質、ロット、形状、納品形態 等によって価格は決まってきますので一概に小さければ安いというわけではありませんが、一般的にはサイズが小さければ価格は安く、大きければ価格は高くなります。原材料(紙)が増えれば高く、減れば安くなるという考え方になります。

ただ、箱のサイズを小さくすれば入る商品の大きさも限定されますし、入る商品の量も減少する為、とにかく小さければよいという事ではありません。
様々なサイズの商品を梱包する必要がある場合は、それぞれの商品にサイズを合わせた箱を小ロットで作るよりも、1サイズの箱を様々な商品で兼用して、ロットを大きいロットにして発注した方が安くなる事もあります。

箱の用途を考えつつ、無駄のない形で箱のサイズを設定するのが一番かと思います。

●ご質問 / お問合せ
こちらのページでは段ボールをオーダーする際のサイズについて考える事をまとめました。段ボールのサイズ一つをとっても考える事が沢山あります。もしサイズについて他に質問やお悩みの点がありましたら、お気軽にお問合せいただければと思います。当社は新潟で段ボールの自社製造を専門でやっていますので、新潟で段ボールを新たに作成したいというお問合せもお待ちしております。