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胎内市と災害時の物資協定を締結 ~段ボールベッド等~

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胎内市と災害時の物資協定を締結 ~段ボールベッド等~



藤屋段ボール株式会社と胎内市は災害時の物資供給に関する協定を締結いたしました。協定締結により、災害発生時に段ボールベッドや段ボールパーテーションなどの物資を優先的に製造し、所定の場所に供給させていただく事になりました。
概要は次の通りです。

■協定締結の背景
 胎内市より藤屋段ボールへ段ボールベッド等の物資供給の打診をいただきました。災害発生時の町民の避難所生活において、体力的な負担や精神的なストレスの軽減を目的として、これらの物資を活用いただきます。昨今では感染症という新たな危機が生まれた事により、より一層高いレベルの衛生対策が必要という事もあり、今回の協定締結に至りました。

■段ボールベッド / パーテーションの特長
1.組み立てにテープが不要
段ボールベッドを組み立てる際に、ベッドの土台(箱)の組み立てが必要になります。一般的な仕様ですと箱を組み立てるのにテープ止めが必要なものが多いですが、弊社のベッドは箱の組み立てにテープが必要のない設計にしました。これにより簡単かつ迅速に組み立てを行う事が可能です。テープを用意する必要がなく、経費の抑制も可能です。
※パーテーション2つの接続の部分についてはテープ止めしていただくとより安定感が
 増しますので、テープ止めいただく事を推奨させていただきます。

2.ベッドの土台が収納スペースに
ベッドの土台(箱)はテープ止めが不要な開閉式の段ボール箱の為、避難所に持ち込んだご自身の荷物を箱に出し入れする事が可能です。一般的な仕様ですと箱をテープで止める為、モノの収納がしにくい仕様となっています。

3.パーテーションはヘッドカバーとしても使用可能
 ベッド回りのパーテーションは単純にベッドの周りを囲いプライベート空間を作る事を想定していますが、パーテーションの使い方によっては仰向けの状態で頭部を完全に外から見えなくする事も可能です。就寝時に他人の視線を気にする必要がなくなります。

4.ベッドの土台は収納ボックスとして再利用可能
段ボールベッド1台当たり、合計15個の段ボール箱をベッドの土台として使用します。段ボールはリサイクル可能な為、資源の無駄にはなりませんが、弊社の段ボールベッドの土台は収納ボックスとして再利用可能です。役場での利用やベッド使用者が持ち帰り、再利用いただく事を想定しています。

■段ボールベッド / パーテーションのサイズ
ベッドサイズ   : 幅1,029mm×丈2,130mm
パーテーションの高さ: 高さ1,180mm

■段ボールベッド土台のデザイン
段ボールベッドの土台のデザインを弊社で新たに考案しました。世の中の既存の段ボールベッドは土台に”段ボールベッド“と記載されているものが多い状況です。弊社は段ボールベッドについて、近年の環境への意識の高まりも踏まえ、ベッドとして使用後に収納ボックスとして再利用いただきたいと考えております。今回のデザインは”再利用したくなる”ような部屋に置いても邪魔にならないデザインを意識して考案いたしました。今回締結の胎内市様とすでに締結済みの聖籠町様の段ボールベッドはこちらのデザインのものを提供させていただきます。
RE= rest(休息) / reuse(再利用) / rescue(レスキュー) ST=Storage



■今後の展開
今後は本商品を他の自治体や希望があれば企業への供給も検討していきたいと考えています。また直近では飛沫感染防止対策として段ボールパーテーションのニーズが高まり、弊社へも多くの引き合いをいただきました。災害や感染症などの緊急時に安価かつスピーディーに商品を供給できる段ボールという素材の魅力が見直されていると考えています。今後も引き続き、ベッドやパーテーション以外の新しい災害支援物資を考え提案していきたいと考えています。